先日、ある大会で準優勝した小学生の友達と、オンライン対局をしました。その試合を今からポイントとなった局面とともに振り返っていきます。
本局は相手の中飛車の僕が雁木穴熊で対抗しました。（見やすいように盤面を回転しています。ただ、局面ではまだ、穴熊に囲えていません。一つ目のポイントとなった局面がこちら。
まだ序盤のように見えますが、ここで▲４五銀と出られました。実はこの手を軽視していました。本譜は△７三桂と跳ね、▲６四銀△同歩▲４一銀と打たれました。
この割り打ちの銀が厳しいです。いつもは先手のため、△４二金と寄っています。形勢にはあまり影響がないようですが、人間同士では、こんな早くから無条件で守りの駒をはがされると厳しいです。ただ数手後に相手も大きなミスをします。
この、▲５七銀引きが仕掛けを誘ってしまった悪手でした。以下、△８六歩と仕掛け、▲同角に△２五銀と打ち、仕掛けが成功しました。以下こっちが良くなり相手は防戦モードに入ります。その直前。
実戦はここで、△７八龍と入りましたが▲４九銀と受けられ、攻めにくくなりました。ここでは、△３八飛成！！とぶった切るのが好手のようです。これは指さなきゃいけなかったです。いわれてみれば一目ですが…以下、▲同玉△８一龍と入り寄せ切れてますね。ただ実戦もこの後、駒得しているため、長期戦にして、何とか勝ち切りました。
今回の検討はここで終わりです。最後まで読んでいただきありがとうございました。他の記事もぜひ読んでください。
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