指せたら勝率up!負けにくい将棋とは?

こんにちは、taropouです。軽く自己紹介をしますと、将棋倶楽部24→四段、将棋ウォーズ→五段の自称高段者です。 

今回は、負けにくい将棋について解説していきます。プロ棋士の永瀬拓也先生が、「負けない将棋」という本を出し話題になっていましたが、今回は僕なりの負けにくい指し方を解説します。

 負けにくい指し方とは?

負けない将棋とは、負けにくいようにする将棋です。これは、自分が良くなったときに使うのが有効です。何故なら、悪い時は逆転を目指すので、手堅い手では悪いままだからです。では、これから例を出していきます。これからの例は実際の対局で30秒将棋と仮定して下さい。

負けない思考(例)

この局面で、どう指しますか?棋風で分かれそうです。

 パッと見えるのは、▲5三歩成ですね。ただ、それは詰めろなのかが重要になってきます。もし、詰めろで無いのでは、△3九銀から危なそうです。ひねる手も無さそうですし、後手は最悪、先手玉が1七に逃げたら△4四角からと金を素抜けます。

先手は後手玉を詰めろにするには、▲5三歩成〜▲4三と△2二玉▲4一龍で、▲5三歩成▲4一龍の2手掛かります。よって先手は1手以上稼げば勝てます。

後手玉との距離がわかったら、次は自玉の安全について考えます。後手の狙いは△3九銀なので△3九銀を防げば良いのです。

ここまで読んでどう指しますか?最初考えた手と違いますか。△3九銀の受け方は何通りかあるためこれに正解はありません。一応この下に僕の指す手を書いときます。自分の考えた手がどうか気になる方はコメントで聞いてくだされば答えます。

ここで、僕が10秒あれば指す手は、▲8九金です。金を隅に打って悪そうですが、龍取りで出番を握っています。龍が逃げれば▲5三歩成で△3九銀が打てないです。気になるのは△8二金ですが、それには▲4四桂!△同歩(△同角は▲8二龍で王手龍取り)▲4三銀で勝ちです。

 もちろん、僕の▲8九金が最善手とは限りません。他にもっと良い手があるでしょう。ようやく本題に入ります。

↑の例から言いたいこと

僕は、次の一手の解説がしたかった訳では無いです。僕はこの例から、30秒将棋でも、自分と相手の玉の間合いを考え、攻めるか、受けるか、考えようと言いたがつたです。実戦ではそれまで考えた読み筋もあるためもっと余裕があると思います。

受けるときはできるだけ先手を取れる受けをしましょう。出番を握れば、一手攻めれます。終盤は出番が金や銀くらいの価値が出てくる事があります。先手を取る事を心がけましょう。

また、攻め切れるか分からなく、自玉が危険なら一手自陣を安全にする手を指すことも有効な手段です。よく覚えておきましょう。

まとめ

今回は、例を挙げました。負けにくい将棋とはをまとめると、この3つです。

  • 受けるなら、出来るだけ先手を取って受ける。
  • 自玉が危険で相手玉に明快な寄せなどが無いなら、自玉に手を掛け、安全にする。
  • 少し時間に余裕があるなら、自玉と相手玉の距離を正確に読み切る。

わかりやすく、まとめたつもりです。これが出来たら、確実に勝率が上がるはずです。攻めの手はど指したい手がある局面で一手自玉を守るのは、難しいですが、それが出来たら高段者です。今回は最後まで読んでくださりありがとうございました。質問は気軽にコメントして下さい!全て答えます。

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