こんにちは、「taropou」です。軽く自己紹介しますと、将棋倶楽部24→四段、将棋ウォーズ→五段の自称高段者です。
今回は、先日やったオンライン大会の棋譜を振り返ります。勝手にやっとけよ、と言われるかもしれませんが、参考になればと思い、棋譜を上げます。ちなみに結果は、5勝0敗で全く上位じゃありませんでした涙。(勝ち数で競った)
今回の棋譜は終盤が激しく面白いと思います。
棋譜検討
今回は、苦戦した棋譜を上げます。今回は僕が後手番のため、棋譜表記も後手番目線で書きます。
序盤解説!
相掛かりに進行しました。相掛かりには自信がありませんが、他よりはマシと思いました。以下、相中住まい?に進行しました。
戦後同型のようですが、相手は腰掛け銀にしており、こちらはまだしていません。
結局、僕は、腰掛け銀にしませんでした。お互い陣形に隙が無くバランスが良いです。しかし、それは玉が裸で薄いという意味でもあります。紙一重の戦いが予想されます。
中盤解説
▲4五歩△3五歩と進みました。△6五歩で3七の桂が桂が動けなくなったので、桂頭攻めをします。飛車で△2六飛と受けるのも手筋ですが、△3六歩▲同飛と進むと、△2八角で馬を作られてしまいます。よって▲4七銀と受けます。僕も取り込まれると嫌なので、△3六歩とし、▲同銀と進みます。
ここまでは、進むものです。しかし、いざこうなると意外にも指し手に困りました。結局、駒組みを進めることにしました。駒を玉の近くに寄せて固めたいので、△4二銀と引きました。△4二金は8筋が薄くなるので、銀が妥当です。
△4二銀▲4七金△5三銀と進みました。先手陣は、少し堅くなりました。僕は右玉でもなんでも、このように銀を並べた形が好きです。相手は、銀、金がうわずっていて、薄いですが手厚いです。しかし、僕が悪手を指してしまいます。
▲3五銀△6五歩と進みました。僕の、△6五歩が大悪手。何を考えているのか。ここは、△6五桂の一発ですね。大会なので緊張してたとしても酷い。△6五桂以下、▲6六銀△8六歩▲同歩△同飛▲8七歩△3四飛▲3三歩△7九角で勝ちです。手筋です。
十七手後。僕がのんびりしすぎています。この、△3三歩が見えてなかったです。うまい手ですね。次に▲3二歩成・・・それが違ったのです。それは、後ほどわかります。
△3五歩▲4六銀△5五銀▲同金△同歩と進んで↑図。ここで、再び僕の誤算が出ます。この時の僕の読みでは、▲3二歩成△5三金と進んでセーフと読んでました。
相手の方の着手は▲3二成銀。結構驚きました。歩でいけることを銀でやる、ビックリ!!相手は次に、▲4二成銀△同玉▲2二飛成で僕の玉を寄せ切れます。大ピンチですが、▲4二成銀とされると負けるので、とりあえず△同金とします。▲同歩成に僕も手を用意しています。
タダヤンですが、▲同飛には△3六角で王手飛車です。それは勝ちです。筋は悪いですが、粘ろうという手です。
相手の方は、▲4八飛。僕の玉のコビンを直接狙っています。上手い手です。相手の方は、さっきから手が軽やかで美しいです。ここは、攻め合いました。相手玉が無敵だと話にならないので悪いならとりあえず相手玉に絡みましょう。
終盤解説
△5六歩と突き捨て、△3六歩と攻めます。△3六歩は遅いです。せめて、△3八金が妥当だと思います。△3六歩とつくと後は一直線です。
ここまでは、一直線です。ここで、▲5二金とされると、バラされて僕の負けでしたが、相手の着手は▲5二と。軽いですね。相手の方は、序盤から軽い手がありますね。△同銀▲4二飛成と進むと、飛車に逃げられ、敗勢です。
▲6二飛成に△4七と▲同玉△2四角と進みました。もうヤケクソですが、相手玉もなかなか怖いと思います。飛車を渡すと、一気に詰む筋もありそうですし。
▲5一金△7二玉▲5二金と進みました。相手も僕もお互い時間が無くなり、手が荒っぽくなってきました。僕は”△5七金,,を決めて、△4二角と竜を取りました。途中、△5七金が重要で攻めの手掛かりを一つでも多く残して竜を取ります。
勝てる可能性が出てきました。相手玉は詰めろで自玉は詰みません。粘った甲斐が出てきました。
相手も、攻防手を放ちます。△6三金と角に当てて受けます。相手は▲同角成と取ってきて、僕は△同玉と取ります。ただ、少し僕の玉に届かなそうです。ここで、勝ちを確信しました。
相手は詰ましてみろ!と手を渡してきました。この後は、△4七飛から相手玉を詰まし、なんとか勝てました。詰みは単純な並べ詰みです。
まとめ
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