4大戦法の一つ「横歩取り」の欠点と良点

 こんにちは、「taropou」です。軽く自己紹介をしますと、「将棋倶楽部24 四段 将棋ウォーズ 五段」の 自称高段者です。

 今回は、僕が横歩取りを指さない理由を説明する中で「横歩取りの欠点」「横歩取りの良い点」を解説していきます。この記事は「これから横歩取り勉強しようと思っている」という方へ読んでほしい記事です。

横歩取りの良い点

まずは、欠点を知る前に良点を知りましょう。そんなのどうでも良い、という方は目次から横歩取りの欠点まで飛んで下さい。

横歩取りの良い点を3つ紹介します。

横歩取りの良い点 1つ目

1つ目の良い点は、「激しい変化も多いため、相手が格上でも一発いれられるかも知れない」という点です。これは、大会などでは大きいですね。

横歩取りの良い点 2つ目

2つ目は、「いきなり終盤になることもあるため、終盤力がいきる」という点です。これは、終盤力がある方限定ですが、終盤に自信があるなら一回横歩取りを指してみるといいです。

横歩取りの良い点 3つ目

3つ目は、「先手で指すと、勝ちやすい」という点です。青野流が有力で先手の勝率が高いです。そのため、先手のときだけ指すという作戦があります。(そうすると後手盤のときの戦法をもう一個用意しないといけないが・・・)

どうでしょう。ここまで読むと良い戦法と感じると思うと思いますが、焦らずに最後まで読んで下さい。当然欠点もあります。次から、欠点を解説していきます。

横歩取りの欠点

ここからは横歩取りの欠点を3つ解説します。これからの3つが、僕が横歩取りを指さない理由でもあります。

横歩取りの欠点 1つ目

横歩取りの1つ目の欠点は、「4五角や相横歩取りなどの、奇襲に負ける」。僕が横歩取りを指さない、80%以上の理由がこれです。同じ高段者の友達には、相横歩取りが大得意で研究しまくっている人もおり、とても有力だと思います。研究されちゃ敵いません。

横歩取りの欠点 2つ目

2つ目の欠点は、「後手番が不利」ということです。先手番が有利なのは、良い点ですが、「先手が有利」なら「後手は不利」。後手で横歩取りは指しづらいのが欠点です。(青野流をされると不利なので、奇襲をするのはあると思います)

横歩取りの欠点 3つ目

3つ目の欠点は、「有段者では多くの変化を覚えないと負ける」ことです。なぜ、変化を覚えないといけないかというと、先程、△4五角などの奇襲に負ける、と書きましたが、奇襲に負けないためには相手より多く勉強しないといけない、です。有段者以上で奇襲を指してくる方は相当研究しています。それを乗り越えるのは至難の業です。

まとめ

まとめです。横歩取りは、↓の方にはとても向いています。

  • 研究を苦なくできる方
  • 終盤がとても強い方
  • 後手番で得意戦法がある方

この3つ、全てが当てはまるならぜひ横歩取りを指してください。正直言うと横歩取りを指すなら、矢倉を勉強した方が良いです。(矢倉は居角左美濃急戦対策が出来ればなんとかなる)

最後まで読んで下さり、ありがとうございました。他の記事もぜひ読んでください

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