前回の記事→初心者への将棋入門 序盤編〜https://www.taropou06.online/wp-admin/post.php?post=149&action=edit
こんにちは、taropouです。今回の記事は↑上の記事の続きのようになっております。この記事からでも充分理解できますが、前回の記事を読んだ方がより理解度が高まると思います。
こんにちは、taropouです。今回は将棋中級者への将棋の序盤の指し方について解説していきます。今回は序盤の指し方について解説していきます。中級者の方でも序盤の指し方がわからない人は結構いると思います。そのような方のために序盤の指し方について解説していきます。 将棋には序盤、中盤、終盤があります。序盤はお互いの玉の硬めあいなどの駒組みになります。中盤は駒がぶつかり合い、そのなかでどれだけポイントを稼げるかが重要になってきます。終盤は相手の玉を捕まえに積極的に動き、序盤、中盤、より激しいです。今回、紹介する序盤を上手く指せるようになれば、大きくポイントを稼ぐことができます。
僕がオススメする作戦(戦法)は四間飛車です。(四間飛車の組み方などについては前回の記事を参考にしてください)振り飛車の中でもオーソドクックな作戦です。なぜオススメするかと言うと、序盤で戦いが起きにくく、お互い玉をしっかり囲うことができますからです。今回は四間飛車対急戦(斜め棒銀)の定跡を解説していきます。
最近は相手が急戦をしてくることは少ないですが、この定跡には四間飛車に大切なことがあらわれています。一回は並べて欲しい定跡です。
お互いが通常通り組み合うとこうなります。ここから後手は△7五歩!と仕掛けます。
ここで、▲同歩と取るのは絶対にダメです。△同銀となり、相手の飛車先突破が確実になってしまいます。
次に△8六歩▲同歩△同銀とされると飛車先を突破されます。四間飛車対急戦では絶対に銀を5段目に行かせてはいけません。△7五歩に対する正しい対応は、
▲7八飛です!
将棋のことわざに「戦いの起こった筋に飛車を振れ」と言うものがありますがまさにその通りの手です。これに△7六歩▲同銀△7二飛▲6五歩!と進みます。途中の△7二飛は銀取りになっています。そこで▲6五歩が強手!!
これに△7六飛と後手が銀を取ると・・・
▲2二角成△同玉▲7六飛となり後手の飛車を取れます。▲2二角成が王手なのが肝です。このため後手は△7六飛と銀を取れず△7七角成▲同飛となります。ここで後手にも好手があります。
△2二角!
次に飛車を取るぞ、と言う狙いです。飛車が縦に逃げると香車が取られてしまい、横に逃げると銀が取られてしまいます。困ったものですが、ここでは開き直って▲6四歩と銀を取ります。
△7七角成と飛車を取り、▲同桂に△7六飛となります。初心者の方では飛車を取られると負けと思っている人が多いですが、大丈夫です!!
後手に押されていそうですが、ここで切り返す一手があります。
▲6七金!
先手の反撃です。基本的に四間飛車はカウンターを狙う戦法です!後手は飛車を逃げる必要があります。ただ、△7一飛(△7三飛)と逃げると▲8二角、△7二飛と逃げると▲6一銀の割打ちの銀(飛車が逃げると金を取れる)があります。よって逃げるなら7四になります。
これには、▲6六角と打ちます。
この手は1一の香取りです。受けるなら△3三桂や△3三銀打ですが、どちらにも8三角と打ちます。
どちらにも、▲8三角と打ちます!
飛車取りの角打ちなので後手は逃げるしかありません。7一に逃げると▲7二銀、▲7二歩で飛車を抑え込めて、6四に逃げると▲6五歩と打ち飛車を詰まされてしまうまで、▲7三飛と引きます。それに▲6五角成と馬を作ります。
馬を好位置に作れました。こうなると後手の飛車を抑え込むという方針が分かりやすくなるため先手有利です。この後、△6九飛と打ってきたら、▲5八銀と手堅く打ち△9一飛成に▲8五桂があります。
9九の龍と7三の飛車取り!
これで定跡解説は終わります。どうでしょう、この定跡だけでいくつも参考になる手筋があったでしょう。棋力が上がってきてきたなら、定跡は丸暗記するのではなくなぜその手がいい手なのか考えることが大切です。たとえ考えて出た答えが間違っていても、考えたことに意味があります。これで今回のブログを終わります。質問、リクエスト、受け付けております。コメントから是非お願いします。
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