こんにちは、将棋ウォーズ→五段,将棋倶楽部24→四段の「Taropou」です。
将棋界は、堅さよりバランスが重要視されるようになりました。今回は、「なぜバランス型が主流になったのか?」「バランス型の長所」について解説していきます。
バランス型が流行ったきっかけ
まずは、「なぜバランス型が主流になったのか?」についてです。プロ間でも以前は、お互い堅い囲いになって戦ったのに何故最近はバランス重視の薄い玉になったのか。
それは、おもに将棋ソフトの影響が大きいです。将棋ソフトがバランス型を有力とするためにプロもバランスよく囲っています。
例としては角換わりです。以前の角換わりは、先手の攻めvs後手の受けと言う構図でした。しかし、「後手が受けてばっかだと面白くない!」となり後手が囲いを省略(バランス型)して、後手から仕掛けるようになりました。
左図が旧型で、ここから▲4五歩と仕掛ける「冨岡流」が有力で後手が指さなりました。そこで後手が対策として出したのが右図です。右図から後手は△6五歩と先攻でき、さらに角の打ち込みが少ないです。
角換わりでバランス型のメリットが明るみに出て他の戦型でも応用されるようなりました。(矢倉、相掛かり、相振り飛車など)
バランス型の長所
角換わりの例で少し書いてしまいましたが、バランス型の長所はおもにこの3つです。
- 大駒の打ち込みが少ない。
- 少ない手数で囲えるため先攻できる。
- ソフトが後ろ盾になってくれてる
1.や2.は、角換わり、相掛かり、横歩取りなどでよくわかります。堅さを重視すると囲いに時間が掛かり長手数になりやすいですが、バランス重視だと短手数な将棋になりやすいからです。
バランス型の注意点は、角や飛車の交換がないような形ではあまり有効ではないということです。その場合は穴熊など堅い囲いでも咎められないので、堅い囲いに囲って下さい。
まとめ
今回はバランス型について解説しました。少しでも参考になれば良いです。
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